「睡眠時間」で学ぶ”不安の愛おしさ”。

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僕は弾き語りをするのが趣味だ。
曲を作ったりもするけど、基本的には自分が最近聞いて気に入った曲をアレンジして歌って配信をしたりしている。

僕が音楽を始めたのは中学生の頃で、当時聞いていたBUMP OF CHICKENのバンドスコアを買って読めない楽譜をなんとなくで理解して弾いていた。
そこで弾き語りの入門として選んだのが「睡眠時間」だ。
今でもたまにこの曲を弾き語っているが、中学生の頃から大人になった今までなぜかこの曲に惹かれる。

硬く言えば、まさに人間の避けられない探究心を表現しているかのよう。
今回はBUMP OF CHICKENの「睡眠時間」について、その魅力の僕なりの哲学視点で紐解いていく。
ぜひあなたも楽曲を聴きながら、睡眠時間のお供として読んでみてください。

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BUMP OF CHICKEN/睡眠時間

この曲は、ボーカル兼作詞作曲の藤原基央氏が入院中のお祖父さんに向けて作成したのだそう。
当時バンド界隈の最前線で活躍していた彼らの音楽についてお祖父さんは理解が難しく、そんなお祖父さんの耳にも残りやすい曲として作ったのが「睡眠時間」だ。
そのため、この曲には藤原基央氏のお爺さんへの思いがたくさん詰まっていると言って良い。

音楽理論についてはよくわからないが、この曲のコード進行はシンプルだ。
まるで絵本の読み聞かせを聞いているような、童謡を聞いているような、そんな懐かしさを感じる。
(きっとお祖父さんに向けて作った背景もあるのだろう)
テンポもゆっくりで、歌のキーも高くないので弾き語り初心者には挑戦しやすい一曲である。

余談だが、配信をしている時に「ぜひ睡眠のお供に聞いてください」と添えてイケメン風を全面に出して弾き語りをしたが、「これ”眠れないって曲”じゃん」とコメントが来て「たしかし。」と思った。

哲学の始まり

きっと誰もが子供の頃に経験があるだろう。
「このまま起きれなかったら。」「死ぬとはなんだろうか。」そう思って余計に目が冴える。
布団に入って天井を見上げながら、生命の始まりや終わり、宇宙のことを考える。
そんな”静かでゆっくりとした温かい不安”を、この曲では優しい音と言葉で表現しきっている。

思えば、子供の頃に抱くその不安こそ「哲学の始まり」なのかもしれない。

睡眠時間の歌詞は、先述したように誰もが子供の頃に感じた「寝る間の感情」を優しく表現している。
だが、この曲では「子供の感情」から「変わらぬ大人の感情」としても書いている。

いつまで生きて いられるかなぁ
いつまで生きて いてくれるかなぁ
このまま起きて いられたらなぁ
大人になったって 大忙し

自分はいつまで生きていられるだろうか。
あなたはいつまで生きていてくれるだろうか。
このまま眠るのはもったいなく感じる。
子供の時から大人になった今も、忙しく思考は止まらない。

だけど、あの頃と同じような温もりはないようにも感じる。
あの「愛おしい不安」を、もう一度感じたい。
僕はベッドを整えリセッシュで香り付、小さなプロジェクターを天井に向け擬似プラネタリウムを放映。
小さな音で宇宙の話を流しながら、思いっきり生命に思いを馳せる。
宇宙のことを考えている時は、子供の頃に戻った気になる。(あまりにも壮大で自分の存在がちっぽけになるからかも)


ドキドキでワクワクで少し怖くて、気づいたら眠っている。
ぜひあなたもあの頃の気持ちをもう一度体験してみてはいかがでしょうか。
プロジェクターまで使わなくても耳元で「宇宙の話」と「睡眠時間」を聞いているだけでも楽しいですよ!

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